かねやまの宝

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天然炭酸水

てんねんたんさんすい

天然炭酸水 天然炭酸水

明治時代には海外に輸出されていた金山の「天然炭酸水」

天然炭酸水保存会長
天然炭酸水保存会
会長
馬場 清次ばば せいじさん
太陽水
明治10年に販売されていた「太陽水」

 古くから薬泉として親しまれてきた大塩地区の天然炭酸水。明治10年には旧会津藩士が「太陽水」と命名。白磁の瓶に詰めて薬店で販売していました。明治36年には資本家が入り、欧州の会社と提携。国内では「万歳炭酸水」、海外では「芸者印タンサン・ミネラルウォーター」の名で販売していた歴史ある炭酸水です。
 「井戸の深さは約4メートル。冬から春は水量が多く、夏から秋はなぜか少なくなる」と教えてくれたのは保存会の馬場さん。平成21年に地元の有志10人と結成。来た人に気持ち良く利用してもらおうと、定期的に井戸の管理を行っています。天然の炭酸水が湧き出る場所は日本に数カ所。うち2カ所が町内にあるのですから、金山の大地に感謝です。

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