ほうげん
金山町の方言は雪に関する言葉や遠回しな表現が多い
東京女子大学と金山町の方言調査を長年にわたって行ってきた長谷川清尚さん。特徴的なのは「気候に関する言葉」や「遠回しな表現」が多いこと。「気候に関しては、ここが豪雪地帯に位置しているため自ずと雪の微妙な違いなどを表す言葉が増えたから。遠回しな表現に関しては、ここは地域社会の規模が小さく、人間関係が密接であることから、遠回しな言い方をすることで社会生活を円滑に保つ工夫をしてきたのだと思います」と長谷川さん。
若い世代の方言離れを止めることはできませんが、何らかの形で残したいものです。
[ 金山町の方言の例 ]
雪に関する方言
遠回しな表現
マタギことば
本名地区から新潟県境の御神楽岳へ向かう途中にあった三条集落にはマタギがいて、独特な言語体系を持っていた。
その他
金山町の昔話を子供たちに語って聞かせる「昔語りの会」
昔語りの会
地域に残る昔話や民話を、方言を交えて語る会を定期的に開催している方たちがいます。結成して約20年という「昔語りの会」のみなさんです。この日は金山小学校の児童を前に、6つの昔話を披露しました。日常生活では方言を聞くことも、話すことも少なくなった現代の子どもたち。楽しみながら方言にふれる貴重な時間になりました。