はる
長くて厳しい冬を耐えた小さな命が一気に輝く春
深い雪に閉ざされた冬が終わり、人々に春の訪れを告げるコブシの花。その純白で飾り気のない様子は、まちの人々の温かな心のふれあいを表しているよう、と昭和51年に町を象徴する花として選定されました。
まちを覆っていた根雪が解け、山々のコブシの花が咲き揃う3月下旬。人々は農作業の準備を始めます。言い伝えによると、コブシの花がよく咲いた年は豊作だとか。今年も実り多い年でありますように。
標高約600メートルの太郎布高原。ここはアザキ大根の自生地で、5月下旬から薄紫色の可憐な花を咲かせます。その様子はまさに花の絨毯。厳しい冬を耐えた小さな命が一気に輝く金山の春です。